投稿日 2022年5月4

                 更新日 2022年5月4日

こんにちは
和する心で、世界を包む
みむちゃん こと、
旅人の吉見淳史です。
お金の学校®の校長先生をしています。
 
このブログでは、
 
時間がかからず、ストレスのない
 
『ほったらかし投資』 について
 
ゼロから、わかりやすく
解説していきます。
 
今回は、「資産運用って、いったい
なにしたらいいの?」という
疑問に答えていきます。
 
それでは、一緒に学んでいきましょう!

   

  

 《記事の内容》 

 1. 本当に資産運用って必要なの?
  ① 投資へのネガティブな印象
  ② なぜ資産運用しなければいけないの?
 
 2. お金の価値が減っていく
  ① 貯金じゃダメなの?
  ② お金の価値が目減りする時代
 
 3. インフレ時代への突入
  ① 物価が上がる
  ② 資産形成に投資は欠かせない
 
 4. 資産になる投資とは?
  ① 米国株式を買う
  ② 投資信託を使う
  ③ インデックス投資とは
  ④ 長期積立投資をしよう
 
 5. まとめ


 
  

1. 本当に資産運用って必要なの?

 

① 投資へのネガティブな印象

資産運用と聞くと、
あなたはなにを連想されますか?
 
株式投資?
不動産投資?
金投資?
 
そう、「投資」という
コトバですよね。
 
では、投資と聞いて、
どんな感情が湧いてきましたか?
 
こわい。
アヤシイ。
 
事実、投資に対して、
ネガティブな印象を持っている人は、
とても多いのです。

お金が減ってしまう
(なくなってしまう)。
 
ムズカシイ
 
詐欺。だまされる。
 
でも、これらの印象を持ってしまうのは
お金のことを知らないからに
すぎません。
 
無理もないことです。
 
私たち日本人には、
「お金に関する教育」を
家庭でも、学校でも、
受ける機会がありませんでした。
 
アメリカなどの他の先進国では、
当然のように、子供のころから、
お金の教育を受けています。
 
お金に対する教養を、
マネーリテラシー』といいます。
 
欧米人は、このマネーリテラシーが
日本人より高いのです。
 
資産運用や投資に関して、
ネガティブな思い込みを
持つことはありません。
 
一般的なアメリカ人にとっての
収入とは、自分が働く労働収入と、
お金が働く資産収入の2本柱なのです。
 

② なぜ資産運用しなければいけないの?

あなたは自分の親世代を見て、
漠然と同じような未来を
予想しているかもしれません。
 
定年まで同じ会社で働いて、
退職金をもらい、
十分とはいえないまでも
年金で生活している…
 
「お金が減るリスクを冒してまで
資産運用する必要が
あるのだろうか?」
 
親世代と、私たちの将来とは、
時代が違います。
 
親世代の日本経済は
成長していましたし、
年金の原資となる税金を払う
現役世代の数も多かったのです。
 
一方、私たちの世代は、
少子高齢化が進み、
日本経済の成長は
見込めない状況です。
 
終身雇用や
年功序列型賃金制度も
崩れてきています。
 
さらに、多くの職種で、
AIが私たちの仕事に取って代わる
ことが予測されています。
 
私たちは、自分で老後資金や、
将来の収入源に供えた資金を
準備していかなければならないのです!
 

2. お金の価値が減っていく

 

① 貯金じゃダメなの?

「将来の資産形成がどうしても
必要なのはわかった!
でも、月々、貯金しておけば
いいんじゃないの?」
 
「増やすつもりが
減ってしまったら、
元も子もないし」
 
そんな声が
聞こえてきそうですね。
 
『貯金なら増えることはなくても
減りはしないから』
 
果たして、本当に貯金は
目減りすることはないのでしょうか?
 

② お金の価値が目減りする時代

日本経済は長い間、
デフレの環境にありました。
 
デフレとは、
不景気でモノの需要が少ないために
物価が下がっていく現象です。
 
お金を寝かせておくと、
お金の価値が上がっている状態です。
 
同じ金額で買えるものが、
去年より増えていました。
 
では、現在の状況は
どうでしょうか?
 
ガソリン、食料品をはじめ、
あらゆる私たちの生活に
身近なものが値上がりしてきて
いますよね。
 
以前と比べて、同じお金で
買えるものが減ってきています。
 
景気が良くなって、
モノの需要が増えたからですか?
 
いいえ、違いますよね。
 
お給料はずっと上がっていないし
コロナ禍で残業が減り
手取りは下がっています。
 

3. インフレ時代への突入

 

① 物価が上がる

では現在、いったい何が
起こっているのでしょうか?
 
今、資源の価格が
値上がりしています。
 
燃料の原油や天然ガス、
産業に欠かせない希少金属や、
小麦などの食糧品、
ありとあらゆるものが、
凄まじい勢いで上がっています。
 
また、昨年2021年1月に、
1ドル=102円でしたが、
今は1ドル=131円になっています。
 
1ドルのものを買うために、
去年より28%も多く
支払わなければなりません。
 
日本は資源の大部分を
輸入に頼っています。
 
(これは、家計だけではなく、
企業も原材料を輸入して
製品を造っています。)
 
資源の値上がりと円安の
ダブルパンチです。
 
物価が上がって、
お金の価値が減っていく…

これをインフレ
(コストプッシュインフレ)
と呼びます。
 
物価は上がっていくのに、
賃金は増えないのです。
 

② 資産形成に投資は欠かせない

『景気回復なきインフレ』
 
この時代に、貯金しておいても、
お金の価値は
目減りしていってしまいます。
 
「もっと働いて、
収入を増やさなくては、
長い老後の資金が
足りなくなってしまう!」
 
しかし、先に書いた通り、
私たちが今より多く働いて
収入を増やすのは
簡単ではありません。
 
2021年初に
ドルを買っていたとしたら、
 
どうでしょう?
 
生活費の上昇を、
資産価値の上昇がカバーして
くれていますよね。
 
お金に働いてもらう
 
これを、真剣に
考える必要があります。
 

4. 資産になる投資とは?

 

① 米国株式を買う

あなたは将来の豊かな生活や、
安定した老後のために、
長期的にお金を増やして
いきたいと考えていますよね。
 
その目的にふさわしい
資産とはなんでしょうか?
 
答えを言ってしまうと、
米国の株式です。
 
株式はリスクが高いと
思われるかも知れませんね。
 
短期的には、
上がったり下がったりの
変動がありますが、
長い目で見ると上昇しています。
 
技術の進歩を可能にした
人類の進化とともに、
世界の経済は
成長を続けているのです。
 
世界の株式市場全体の時価総額で
米国株式は6割を占めています。
 
時価総額とは、
市場規模と思ってください。
 
さらに、
世界の株式時価総額上位10社のうち
8社はアメリカの企業です。
(2022年4月1日時点)
 
出典:ウィキペディア(Wikipedia)
 
私たちが日常使っているサービスを
考えてみてください。
 
iPhoneはアップル、
ネットショッピングはアマゾン、
ネット検索はグーグル(YouTubeも)
インスタはFacebook(現メタ)
ツイッターにネットフリックス…
 
「○○といえば」というサービスは
ほぼアメリカの企業によって
提供されています。

それほどに
圧倒的なパワーがあるのです。
 
米国株と日本株の30年間の
株価比較を見てみてください。
 
出典:auカブコム証券
 
過去のデータでは、
米国株に投資した平均リターンは
7%程度になっています。
 
(平均なので、
マイナスになった年もあります。)
 
長期的に資産を増やしていきたい
と考えるなら、
米国株を選ぶべきだと思います。
 

② 投資信託を使う

米国株式を買うと決めたとして、
どの企業の株を買うか、
迷ってしまいますよね。
 
20年、30年後に成長して
株価が上がっているであろう企業を
見つけるのは難しいことです。
 
下手なものを選んだら、
倒産してゼロになってしまう
かも知れません。
 
「卵をひとつのかごに
盛ってはいけない。」
 
という、投資の格言があります。
 
かごを落としたら、
全部の卵が割れてしまうからです。
 
1つの株に集中させず、
多くの株に分散すれば、
どれかがうまくいかなくても、
他の株が上がってくれます。
 
そうして、
リスクを分散するのです。
 
投資信託は、
大勢の投資家から資金を集めて
幅広い銘柄に分散して
投資ができる仕組みです。
 
投資信託を使えば、
資金が少なくても、
何百もの企業に投資できます。
 
リスクを抑えながら、
成長による値上がりも
期待できるのです。
 
 

③ インデックス投資とは

プロに株の銘柄選びを
まかせるのが投資信託です。
 
ですが、その投資信託も
実に種類豊富です。
 
数多ある投資信託の中から、
何を選んだらよいのでしょうか?
 
株式投資信託には、
大きく2つの種類があります。
 
アクティブ運用と
パッシブ運用(インデックス投資)
というものです。
 
アクティブ運用
 
ファンドマネージャーと呼ばれる
分析のプロが、会社訪問したり、
会社の数字を調査分析したりして、
今後有望な会社を選び、
投資します。
 
銘柄選びのプロが
代わりに売買して、
銘柄を入れ替えながら
運用してくれます。
 
インデックス投資
 
モノサシとなる指標と
連動して動くように、
指標の構成銘柄と、
ほぼ同じ株式に投資します。
 
いわば、平均点の運用です。
 
例)米国の代表的な株価指数
「S&P500指数」が、
前日比で1%上がったとき、
投資信託も1%上昇するように、
銘柄を調整ながら運用します。
 
プロが将来有望な株を
選んでくれるのなら、
アクティブ運用の方がよさそうだ
と思いましたか?
 
しかし、アクティブ運用には
デメリットもあります。
 
プロのチームが
企業を分析するには
高い費用もかかっています。
 
これが、私たちが投資信託を

買う際の販売手数料や、

運用中にかかる信託報酬などに、
 
はね返ってきます。
 
これらのコストを考えると、
平均点であるインデックス運用を
上回る成績を長期間出し続ける
アクティブ投信は
ほとんどないのが実情です。
 
指標通りのインデックス投信は、
一般的に、
 
ノーロード(販売手数料ゼロ)

信託報酬が非常に低く設定されていて
 
コスパがいいのです。
 
投資信託は、迷わず、
インデックス投資型を
選びましょう。
 

④ 長期積立投資をしよう

米国株のインデックス投信を
買えばいい

というところまでは
クリアしました。
 
ですが、まだ
大きな問題があります。
 
「いつ買ったらいいのか?」です。
 
投資とは、
「安い時に買って、
高い時に売るものだ」
と思われています。
 
じゃあ、どうやって
安い時と高い時を
見極めたらいいのか?
 
結論から言うと、
それを見極めるのは不可能です。
 
未来のことは
誰にも分かりません。
 
タイミングを狙わず、
コツコツ買い続けていくのが
良いのです。
 
ドルコスト平均法
という投資法があります。
 
一定の時間間隔で、
一定金額を、
積立で購入していく
という方法です。
 
同じ金額ですから、
相場が安い時は
多くの口数が買え、
 
高い時には口数が
少なくなります。
 
高値づかみのリスクが避けられ、
結果的に購入平均単価を
低く抑えられるのです。
 
毎月、同じ金額で、
収入の一部を
米国株投信に
積み立てていきましょう。
 
ドルコスト平均法の効果と、
シミュレーションが確認できる
記事を載せておきます。
 
出典:マネックス証券
 

5. まとめ

 
ここまで読んでいただければ、
将来に向けた
資産形成が必要なことは、
十分おわかりいただけたと思います。
 
資産形成には、
貯蓄ではなく、
投資が必要なことも。
 
かと言って、
これから多くの時間を費やして、
株式について勉強することはありません。
 
なぜなら、分析のプロよりも、
市場の平均点の方が勝っている
ことをご存じなのですから。
 
「いつが買い時か」
とわかりもしないことに、
頭を悩ます必要もありません。
 
1年後に資産を倍にしたいといった
短期的な結果を求めてはいけません。
 
それは、投資ではなく、
投機(ギャンブル)です。
 
多くの人が失敗し、
お金を失ってきた方法です。
 
あなたは、遠い将来を見すえて
堅実に積み立てを続けてください。
 
長期的な視野で、
成長が期待できる資産に、
投資し続けるのです。
 
積み立てた資産に
複利の効果が加われば、
大きな資産を築くことも
夢ではありません。
 
特別な才能は必要なく、
時間もかかりません。
 
長期目線のあなたには、
株価とにらめっこして、
毎日の変動に一喜一憂するのは
ムダなことです。
 
さぁ、
ストレスなしの
ほったらかし投資を始めましょう!
 
あなたと大切な方たちの
豊かで幸せな未来のために。
 
 
次回以降、
具体的な投資信託の銘柄や、
おススメの証券会社について
書いていきます。
 
そちらも、お楽しみに!

Leave a comment

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です